貧しい開拓農民の家に生まれ、正規の教育をほとんど受けられなかった少年が、アメリカ合衆国第16代大統領になった——エイブラハム・リンカーンの生涯は、まさに「努力は報われる」を体現した物語です。
奴隷制度に反対し、国を二分する南北戦争を乗り越え、民主主義の理念を後世に伝えたリンカーン。彼が残した言葉は、200年近く経った今も世界中の人の心を動かし続けています。
この記事では、リンカーンの英語名言を日本語訳付きでご紹介します。英語学習にも、人生のヒントにもなる言葉ばかりです♪
エイブラハム・リンカーンとは

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1809年2月12日 |
| 没年月日 | 1865年4月15日(享年56歳) |
| 出身地 | アメリカ・ケンタッキー州 |
| 役職 | アメリカ合衆国第16代大統領 |
| 在任期間 | 1861年〜1865年 |
| 主な功績 | 奴隷解放宣言、南北戦争の勝利、合衆国の統一維持 |
| 最期 | 南軍降伏の6日後に暗殺される |
両親は無学な開拓農民で、リンカーン自身も基礎教育をわずかに受けただけ。その後は独学で弁護士になり、政治家として活躍しました。何度も選挙に落選しながらも諦めず、最終的に大統領にまでなったその人生は、まさに「逆境を乗り越える力」を教えてくれます。
リンカーンの英語名言・名言集
1. 立ち上がることへの関心
“I am not concerned that you have fallen — I am concerned that you arise.”
(あなたが転んでしまったことを気にしているのではない。そこから立ち上がることを気にしているのだ。)
▶ concerned thatで「〜を気にかけている」。fallen(転んだ)とarise(立ち上がる)を対比させた、リンカーンらしい力強い言葉です。
2. 正義を信じる勇気
“Let us have faith that right makes might, and in that faith, let us, to the end, dare to do our duty as we understand it.”
(正しいことが力になると信じよう。そしてその信念のもとで、最後まで、自分が理解する義務を果たす勇気を持とう。)
▶ 1860年2月27日、ニューヨークのクーパー・ユニオンでの演説の最後を飾った言葉。この演説でリンカーンは無名の政治家から一気に大統領候補へと躍進しました。daring to do our dutyは「義務を果たす勇気を持つ」という、英語学習者にも使える表現です。
3. 民主主義の本質
“As I would not be a slave, so I would not be a master.”
(私が奴隷になりたくないのと同じように、主人にもなりたくない。)
▶ 1858年頃のリンカーンの覚え書きに記された言葉。シンプルな対比構造で「平等」という民主主義の本質を表現しています。
4. 後退しない歩み
“I walk slowly, but I never walk backward.”
(私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない。)
▶ walk backwardは「後退する」。スピードよりも、前に進み続ける姿勢の大切さを教えてくれます。
5. 投票の力
“The ballot is stronger than the bullet.”
(投票は銃弾よりも強い。)
▶ ballot(投票)とbullet(銃弾)を対比させた、リズムの良い名言。暴力ではなく民主主義の力を信じたリンカーンの思想が表れています。
ゲティスバーグ演説の名言
1863年、南北戦争の激戦地ゲティスバーグで行われた演説は、わずか2分ほどの短い演説でありながら、民主主義の理念を凝縮した歴史的名言として今も語り継がれています。
6. 人民の人民による人民のための政治
“…government of the people, by the people, for the people…”
(人民の、人民による、人民のための政治)
▶ 民主主義を象徴する、世界で最も有名な政治的フレーズの一つ。byとforの使い分けが、英語学習者にとっても良い学びになります。
7. 自由を否定する者への警告
“Those who deny freedom to others, deserve it not for themselves.”
(他人の自由を否定する者は、自分自身の自由を持つ資格がない。)
▶ 1859年の書簡に記された言葉。deserveは「〜にふさわしい、〜の資格がある」という意味で、英語学習でも頻出の単語です。
リンカーンの名言から学べる英語学習のポイント

① シンプルな単語で深いことを伝えている
リンカーンの名言の多くは、難しい単語を使わず、シンプルな構文で深いメッセージを伝えています。「I walk slowly, but I never walk backward.」のように、中学英語レベルの単語でも力強い言葉になることがわかります。
② 対比構造を使った名言が多い
「ballot(投票)vs bullet(銃弾)」「fall(転ぶ)vs getting up(立ち上がる)」など、対比構造を使うことで言葉に説得力が生まれることを、リンカーンの名言から学べます。英語のスピーチやプレゼンでも使える技法です。
③ 独学で大統領になった生涯そのものが学び
正規の教育をほとんど受けられなかったリンカーンが、独学で弁護士になり、最終的に大統領になった生涯は、「環境よりも継続する意志が大切」ということを教えてくれます。英語学習も同じ。完璧な環境がなくても、続けることで必ず力になります。
📚 リンカーンについてもっと知りたい方へ
📖 リンカーンの伝記
リンカーンの生涯をより深く知りたい方には、伝記がおすすめです。独学で大統領になった軌跡は、読むだけで勇気をもらえます。
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まとめ|リンカーンの名言は「シンプルな言葉で深く伝える」お手本
エイブラハム・リンカーンの英語名言をご紹介しました。
独学で大統領にまでなった彼の言葉は、難しい単語を使わなくても、深く心に響くメッセージを伝えられることを教えてくれます。
お気に入りの名言を一つ覚えて、日常生活でも心の中で繰り返してみてください。リンカーンの言葉が、きっと背中を押してくれますよ♪


