英語学習をしている私ですが、先日翻訳者さんが書いた一冊の本を読んで衝撃を受けました!
というのも、
完全なる見当違いをしていることが判明しました。
語学力をとにかく上げることを目標にしていた私。
その本を読んで、
考えがガラリと変わりました。
高い語学力が必要というのは思い込み?!
現在、この本を読んでいるのですが。。。
この本によると、「翻訳には高い語学力が必要」というのは、
ちゃんとした根拠もないまま刷り込まれた思い込みだというのです。
優れた翻訳をするには、論理的思考力が必要。
さらに、全てにおいて、母国語によって思考や判断をしているので、
母国語(日本語)を磨くことが一番効果的だということです。
いままで、語学(英語)力を高めよう、英語の単語を一つでも多く覚えよう!!
割とそういうスタンスでおりましたが、まずそれ自体が間違った方向に向かっていたということです。
目的は、英文を覚えることだったり知っている単語を増やすことではなかったのです。
もちろん、英語力があるには越したことないですが、それを目的にするべきではないということです。
大切なのは頭に入っている単語の数でもなければ暗記した対訳文の数でもなく、必要な情報を必要なときに手に入れる力と、その情報を適切に処理する力の両方
だということです。
その他、本には、
『ネイティブも納得の英文を簡単に作る方法』や、
『15分でネイティブが驚く自然な英文が書ける』、
『まったく知らない言語を訳す方法』
『プレッシャーを防ぐ』という内容だったり、
『覚える必要はない』ということまで、
語学を学習している身としては、非常に参考になります。
この本で、まず目指す方向を修正する必要があるということがわかっただけで、今回かなりの収穫だったなと思います。
そして、本の後半部分に綴られた著者の水野麻子さんの発想の転換。
何度も熟読して取り入れていこう。
そう思いました。
著者の水野麻子さんに憧れる
なんと、著者の水野麻子さんは、翻訳家になると決めて二週間後にフリーの特許翻訳家として独立したというびっくりする経歴の持ち主。
初年度の年収が7カ月で700万円、翌年一年で約1300万円となったそう。
しかしこの水野さん、出身大学は「文系」の短大卒、翻訳学校で勉強したこともなければ翻訳の実務経験もなく英語のほうはというと学校のテストで平均点を割ることもあったり英検3級止まり。
しかも当時一歳半のお子さんを抱えてのお仕事だったそう。
そこからのスタートでここまでの翻訳者としての活躍。
語学力ゼロと書いてはありますが、著者は外語短大卒ですし語学の下地があり語学のセンス、
論理的思考力がずば抜けているすごい方なんだと思います!
それでも、
高い語学力が必須!
まずは語学力を伸ばせ!
ということは一切書いておらず、翻訳に興味のある私には希望が見えてきたといいますか。。。
翻訳関係の書籍を読むと、一流大学卒、海外の大学院卒、海外留学〇年、帰国子女、企業の海外事業部出身、、、などなど、こちらがひるんでしまうような立派な経歴の方々が多く、自分のキャリアの無さに落ち込むこともありましたが、
水野さんのこの本を読んでいると、このようなバックグラウンドもなく語学力にも自信の無い私でも、
「今からでも出来る。」「今からでもすぐ仕事をしたい!」
そう思える内容で、非常に勇気づけらる1冊でした!!
よければ手に取ってみてください。