雑誌「週刊ダイヤモンド 2017年 12/2 号」にこんな特集がありました。
「金も時間も労力もかけない!日本人のための学習法 究極の省エネ英語」
「究極の省エネ英語」ってなんだろう??と気になったので、興味深く読みました。
その中で、私も取り入れたい方法がいくつかあったので、ご紹介させていただきます。
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まずは「省エネ英語」について。
「省エネ英語」の概要
提唱されているのは、習得のデッドライン(TOEIC●点目指す!など)を強制的に設けるサバイバル英語ではなく、時間もおカネも負荷もかけない「省エネ英語」です。
時間もおカネもかけない「省エネ英語」を実践すれば、結構、英語は上達できてしまう。
英語を嫌いにならない学習法。
「省エネ英語」の取説
1 無駄におカネをかけない
→英会話スクールに行かない、短期留学しない
2 無駄に時間をかけない
→TOEICを目指さない
3 無駄に負荷をかけない
→嫌いなことはやらない、非現実的なゴールを目指さない
4 中学レベルで結構イケる
→英語教材は最小限に
5 独学できる
→ITツールを使いこなして独学
英会話スクール通学、短期留学、TOEIC対策といった勉強法は見送りにして、
まずは英語を嫌いにならないこと、英語に触れ続けることを最優先目標に。
という、「無駄」を省いた英語勉強法です。
英語玄人が実践している「省エネ」な独自学習法
私が取り入れたいと思った英語の達人たちのケースを載せています。
【ケース1 中学の英語教科書を音読】
年代:30代
TOIEC:900
費用:約300円
時間:そこそこ
負荷:簡単
鍛える力:話す力
詳細:
いきなりCNNやBBCを利用するのはハードルが高いのでもっと身近なトピックから始める。「基本に忠実で確実に効果が出る」という理由から、中学の教科書を使っている。
「文法、発音、語彙、表現形式、定型文もさることながら、教養ある大人として身に付けておきたいトピックが満載」だということで、中学の教科書はおススメ。
中学の教科書は、約300円で購入できる。
→英語を学校で習い始めるのが中学校。まさに基本中の基本を振り返ることで英語の基礎をしっかり固める。これが遠回りのようで一番近道なのかもしれません。
【ケース2 ディズニー英語を英語字幕で見る】
年代:30代
TOIEC:915
費用:DVD代金
時間:隙間時間
負荷:小さい
鍛える力:聞く力
詳細:
「美女と野獣」「アナと雪の女王」などはストーリーが有名で聞き取りやすい。何度も繰り返し見て、フレーズごと覚えていく。
→自分の好きなアニメなら、「勉強」という負担に感じずに英語力アップできますね。
この方は、中学の時、教科書を丸暗記していたんだそう。偶然にも、私も同じく中学生の時は教科書丸暗記学習をしていました。何度も読んで書いて、というのを繰り返してページごと暗記すると、覚えたフレーズは勝手に口から出てきます。
【ケース3 iPhoneの音声認識機能「Siri」を使いこなす】
年代:40代
TOIEC:980
費用:無料
時間:隙間時間
負荷:小さい
鍛える力:話す力、聞く力
詳細:
iPhoneの音声認識機能「Siri」を日本語ではなく英語設定にし、英語で話しかける。
「Hey, Siri.」「How is the weather today?」などと話しかければ、Siriが英語で読み上げてくれる。
また、自分が発した言葉が文面になって出てくるので、自分の発音が正しいかどうかその場で確認でき、良いスピーキング・リスニングの練習に。
→この方法を読んで、すぐさま手持ちのiPhoneのSiri設定を英語に変えました。今までSiriはほぼ使ったことがなかったのですが、話しかけてみると結構面白いです。発音がうまくいかないとまったく違う文章になるので、発音矯正にもよさそうです。
【ケース4 スマホの設定を丸ごと「英語」にして英語ライフ】
年代:20代
TOIEC:890
費用:無料
時間:隙間時間
負荷:小さい
鍛える力:話す力
詳細:
スマホの設定を「英語」に変えることで、スマホを利用するときは強制的に英語漬けライフに。今まで日本語で何気なく目にしていたポップアップなどもすべて英語ですが、いつも使っているものだから辞書なしでも何となく雰囲気でわかる。
使いにくければ設定を戻せばいいだけなので、気軽に取り入れられる。
→このやり方を読んで、先ほどのSiriと合わせて本体の設定を英語にしました。普段何度も目にするスマホを英語設定にするだけで、英語に触れる機会がぐんとアップします。
いつも目にする表示が英語になって初めは少し戸惑いましたが、すぐに慣れました。スマホで英語漬けライフ、いいかもしれません。
【ケース5 外国人とアプリでつながる】
年代:20代
TOIEC:975
費用:安い
時間:隙間時間
負荷:ちょっと高め
鍛える力:話す力
詳細:
英語学習は最適な辞書(お供)を探すことに尽きる。
「アルク」や「Lingee」を使って実践。スマホやオンラインで外国人とコミュニケーションをとっていく。「ハロートーク 言語交換学習」や「Tandem」といったアプリを使って”世界中のネイティブ”とチャットをして楽しむ。
→英語の上達には、ネイティブの人と直接話す機会があるというのはかなり効果が高いと思います。アプリでつながれるというのは手軽だし、世界が広がる感じがします。「ハロートーク」「Tandem」のアプリを早速ダウンロード。
これから世界とつながれるのか?楽しんでやりとりしてみます。
さいごに
今回、雑誌の特集を読んで、英語が得意な人はお金も時間も労力もかけずに要領よく身に付けているというのがわかりました。
私も、「英語、得意です!」と自信満々で言えるよう、英語玄人のやり方を参考にお金も時間も労力もかけない「省エネ」なやり方で、英語学習を効果的に続けていきたいと思います。
「週刊ダイヤモンド」は、ビジネスマンに向けた雑誌ではありますが、主婦の私にも為になるテーマの号が多いので結構読むことがあります。よければ手に取ってみてくださいね。
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